安全な入浴とリハビリ

入浴は体を清潔にし、血行を良くするとともに、リハビリとストレス解消にも効果があります。
皮膚炎や床ずれ防止にもつながり、感染に対する抵抗力も高めてくれますので、安心して楽しく入浴できる浴室づくりを心掛けてください。
ただし、浴室は滑りやすいものです。
転倒などの事故防止には十分注意をはらってください。
また、意外に体力を消耗するので、体調にも気をつけましょう。

入浴のポイント

  • 熱があったり顔色が悪いなど体調不良の時は避ける。
  • 食事前後の1時間は避ける。
  • 排泄は済ませておく。
  • 浴室の温度は24℃くらい、お湯は40℃(高血圧や心臓病のある方は37~38℃)くらいにしておく。
  • お湯に入るのは胸から下だけにする。
  • あまり長い時間入浴はしない。
  • 入浴後は水分を補給し、30分くらいは安静にしておく。

ひとりで入浴する場合

浴室や浴槽の出入り時、および浴槽内でつかまれるように手すりを付けてください。
浴槽の高さは40〜45cmくらい、深さは55cm程度が目安。据置型の浴槽などは浴室用のスノコを置いて高さを低くし
てください。
浴槽の横に同じ高さのシャワーベンチや入浴台を置いて、出入りの時の腰掛けにします。
浴槽内では滑りどめのマットや浴槽台(いす)を活用します。
浴槽に入る時は入浴台にいったん腰を掛け、ゆっくりと体の向きを変えながら片足から移動します。
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介助者が必要な入浴の場合

自力で浴室に来られない方は、車いすやキャリーを使って移動します。
手すりや入浴台を設置し、浴槽に橋渡し板(バスボード)や回転板等を用意しておきます。
回転板は、腰掛けたまま自由に体の向きを変えることができます。
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入浴介護はたいへんな作業です。
できれば介護者が2人いるとラクで安全です。高齢者の入浴は日中が望ましいのですが、人手がある時間帯にすると良いでしょう。
常に声を掛け合いながら、安全に楽しく、気持ちよく入浴できるように心掛けてください。