ベッドでの生活とリハビリ

寝室は自立した生活を送れる空間として考えることが大切です。
高齢者には布団よりベッドの方が、起きたり座ったりする動作がラクです。
特に介護ベッドは背上げ、膝上げ、高さ調節ができ、テーブルや介助バーなど様々なオプションがあります。
これらをうまく利用して素晴らしい環境で療養できるマイルームを作ってみてはいかがでしょうか。

介護ベッドの機能

背上げ・高さ調節機能付ベッド【1モーター】

背上げ・高さ調節機能付ベッド【1モーター】

ベッドの背が上がります(高さ調節ができます)。
筋力の弱った方でも起き上がりがラクで、読書や食事に便利です。
介助者には、高齢者の立ち上がり等の介護負担を軽減します。
※背上げと同時に、腰部分が沈み込み、体のズレを防ぎます。

背上げ・膝上げ・高さ調節機能付ベッド【2モーター】

背上げ・膝上げ・高さ調節機能付ベッド【2モーター】ベッドの背が上がり、高さを調節できます。
足腰がちょっと弱った方はベッドに腰掛けて、かかとがつくぐらいの高さに調節すると立ち上がりやすくなります。
腰をかがめず介護する姿勢を保てます。
※背上げと同時に、腰部分が沈み込み、体のズレを防ぎます。

背上げ・膝上げ機能付ベッド【2モーター】

背上げ・膝上げ機能付ベッド【2モーター】ベッドの背と膝が上がります。
膝上げは高齢者の脚のむくみや疲労回復に効果的。
排泄介護等がスムーズに運びます。
※背上げ、膝上げが別々に調節できるベッドをギャッチベッドといいます。
(イラストは背膝連動ギャッチベッドです)

背上げ・高さ調節機能付ベッド【3モーター】

背上げ・高さ調節機能付ベッド【3モーター】ベッドの背が上がり、高さを調節できます。
足腰がちょっと弱った方はベッドに腰掛けて、かかとがつくぐらいの高さに調節すると立ち上がりやすくなります。
腰をかがめず介護する姿勢を保てます。
※背上げと同時に、腰部分が沈み込み、体のズレを防ぎます。

介護ベッドを選ぶときのポイント

  • 症状
    ハンディを負っているところを確認し、自立を促進する補助具と考えて下さい。
  • 年齢
    75歳を過ぎた高齢者は何らかの障害が出てくるものと考えて下さい。
  • 体型(1)
    体が曲がっているか、マヒがあるか、長さは左右対称かをチェックします。(ベッドの位置はマヒがある側を壁にし、利き腕や脚を動かしやすいようにします。)
  • 体型(2)
    身長とのバランスで痩せているか、太っているかをチェックしましょう。
  • 身長
    介護用マットレスは191㎝で統一されているため、175㎝以上の人は足先が出ます。(14㎝延長の補助フレームの取付可能なベッドもあります)
  • ADLレベル
    現時点での残存能力を把握しておきましょう。(日常生活自立度)
  • 進行性か慢性か?
    症状の変化に対応できるものを選びましょう。

ベッドからの起き上がり・立ち上がりを助ける自立補助具

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  • 介助バー
    つかまって体を支えます。
    位置、高さが変えられるので、立ち上がりにさらに効果を発揮します。
  • スイングアーム介助バー
    つかまって体を支えます。
    スイングアーム介助バーと組み合わせると、より立ち上がりに効果的。
    全面柵としても使用できます。
  • ミニ介助バー
    つかまって体を支えます。
    使いやすい角度に調節することができます。
  • アシストバー
    つかまって体を支えます。
    使いやすい高さに調節することができます。

寝たままできる運動

  • 首の運動
    腰が浮かないように、頭をゆっくり左右に動かします。
  • 肩の関節の運動
    手を組み、ひじを伸ばして、腕が上がるところまで持ち上げ、ゆっくりと降ろします。マヒのある場合は、良い方の手でマヒのある腕をつかんで行います。
  • 首の運動
    腰が浮かないように、頭をゆっくり左右に動かします。
  • 肩の関節の運動
    手を組み、ひじを伸ばして、腕が上がるところまで持ち上げ、ゆっくりと降ろします。マヒのある場合は、良い方の手でマヒのある腕をつかんで行います。

起き上がりの練習

  • マヒが軽い場合
    仰向けの姿勢から片方ずつひじをつきます。
    ひじで支えて上体を起こします。
    片方の手のひらをついて、状態を持ち上げます。
    もう一方の手で同じようにして起き上がります。
    ひざを少し曲げて、あぐらをかくようにすると、バランスがとりやすい。
  • マヒがある場合
    良い方の足の先をマヒ側の足の下に入れてひざを立てます。
    良い方の手でマヒ側の手をつかみ真上に持ち上げます。
    ひざを良い方に倒しながら体を横向きにして、良い方のひじで体を支えます。
    手のひらをしっかりとついて上体を起こします。
    足を曲げてバランスをとります。
  • ひもを使って起き上がる
    ふんばりやすくするために、足元に板や台などを置きます。
    布団の場合は柱を利用してください。
  • 柵を使って起き上がる
    ベッド柵はできるだけ足元に近い方をにぎります。